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結膜の瘢痕
最近いらっしゃった20代の若い患者さん、大学病院で3回乳頭腫の切除をされてその後眼球とまぶたの癒着を生じた方がいました。
その方は周辺を見た時に復讐を感じていましたが日常生活ではそのような不自由を感じることもなくスポーツをする時だけ周辺視で福祉を感じていました。
手術を行った大学病院で相談したところやるとすれば羊膜移植などの大きな手術を行うことになると言われ困っていました。
かかりつけの眼科から当院に紹介されましたが一見して眼瞼と眼球の癒着はごく狭い部分であり一瞬で解除できるものと思われました。
そのため診察の当日にその瘢痕を切開して違う方向に縫い直すことでこれを修正しました。
手術はほんの5分程度で終了しました。
数日後に再診した時にはすでに今までにあった症状は消失していたようでとても喜んでおられました。
普段から怪我などでできた皮膚の瘢痕を形成外科的な知識を使って治しているため、その知識を応用して結膜の瘢痕拘縮を直したのです。
眼科の知識だけでは結膜の瘢痕拘縮を治すことはできないのです。
関係性は形成外科の知識と眼科の知識を両方を詰め込んだ専門分野です。
だからこそ新しいアプローチで物事を捉えることができます。
このように大きな病院でも治せないような病気でも、治せるものがあるかもしれません。
昨年度実績2000件(うち眼瞼下垂手術941件、眼窩減圧150件)
群馬大学 眼科 非常勤講師
帝京大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
アジア太平洋眼形成学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
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