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独立開業するためには
独立開業するためには
今回は一般の患者さん向けというより、今後開業したい人に向けたお話です。
開業をゴールにした場合、どのような組織でキャリアを積むのがよいのでしょうか。
飲食店が医療界と似ている部分があるので飲食店で例えてみましょう。
大きな組織で働くことは、いろいろなことを学ぶのに良いかもしれません。
たしかに大きな組織にはいろいろな部門があり、例えば帝国ホテルのなかで作れない料理はない、と言っても良いのではないでしょうか。
じゃあ帝国ホテルのレストラン部門(こういう言い方するのかわかりませんが)に就職すればすべての料理が作れるようになるか。
実際には組織の歯車として、下ごしらえや作れたとしても一部の料理の担当をすることしか出来ないのではないかなと思います。
そこで10年やって開業といっても、どの料理に対するスキルも開業するまでの高みに達することが出来ないように思います。
一方でやり手の個人のオーナーシェフが腕を振るう店ではスタッフは少なく、料理の品数は少ないでしょう。個人営業のレストランでは商品を絞る必要がありますから。
ただ数を絞った商品というのは他のレストランよりも自信があるわけで、それなりのレベルの高さである可能性が高いと思います。
それを数年間近で経験すれば、完全コピーと言わなくても、ほとんど同じものを作れるようになるのではないでしょうか。
数年ごとにそういう店を何店舗か経験したら、きっとかなりの品数のものを、高いレベルで作れるようになると思います。
翻って、僕ら医師も同じだと思います。
大きな組織にずっとずっと居たところで、開業に本当に必要な知識・経験は積めないままです。
むしろどんどん年をとって新しいことを学ぶことが難しくなるなど、開業にむけた条件が悪くなります。
さっさと小さくても特徴のあるようなところで研修を積む方が自分の強みを持てると思います。
大きな組織でキャリアでは、
業界の常識を学ぶことと
若い自分を守ってくれるという意味では非常によいので
キャリアをそこでスタートすることはおススメですが、
ゴールを開業に据えた場合には、必要なスキルはそこには無いことが多いのではないかと思います。
1人1人が主体的に動いて、社会が前に進む
そういう風になればいいなと思っています。
なんか最近、病気と関係ないことばかり書いているので
またそのうち病気のこと、書きますね(笑)
2018年手術実績 3046件
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/
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