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左右非対称の眼球突出
バセドウ病眼症では、眼球が突出しますが、これは左右非対称に起こることがあります。
左右非対称な眼球突出は、両側の眼球突出よりもさらに顔貌の異変が起こります。
また片側のみの上眼瞼後退も左右非対称の原因となります。
我々は可能な限り、左右対称の目になるように心掛けた手術を行っています。
脂肪の切除であれば、切除した脂肪をシリンジに入れることでその量を計測することが出来ます。
しかし骨の切除の場合、どれだけ眼球陥凹をきたすかを計測することは出来ません。
削った骨は水と一緒に捨てられてしまうからです。
また内壁や下壁のように眼窩内容をスペースに逃がす場合にも、どれだけ容積の移動があるかはわからないため、ミリ単位での調節は困難です。
当院では、経験上からも文献からもどの程度の眼窩脂肪を切除するとどの程度眼球陥凹が得られるか分かっているため、左右非対称な目の状態をミリ単位で調整する努力をしています。
また上眼瞼についても同様に上眼瞼を上げる筋肉の働きが眼瞼に伝わる経路を考えて手術を行っています。ミリ単位の微調整は難しいことが多いのですが、この課題に現在取り組んでいるところです。
可能な限り、左右対称な顔貌にするように努力しています。
昨年度実績2000件(うち眼瞼下垂手術941件、眼窩減圧150件)
群馬大学 眼科 非常勤講師
帝京大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
アジア太平洋眼形成学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/